Tokyo Sevens 観戦記【その1:JRも止まった春の嵐の屋外イベント】
少し前になりますが、3月31日(土)にTokyo Sevens を観戦してきました。
●Tokyo Sevensとは?
7人制ラグビーのことで、「ワールドシリーズ」では半年間にわたり、世界9カ国を転戦していく戦いです。世界から16カ国が参加しており、香港では3日間で10万人を超える観客を集めるほどのエンターテインメントです。
日本では、11年ぶりの開催であることや、2016年ブラジル・リオで開催されるオリンピックより正式種目になっていることから、注目が集まっているようにみえました。
●なんで観戦?
ちなみに私はラグビーが好きなわけでもなく、ラグビー自体の生観戦は高校の同級生の試合(15人制)を見たことと、オーストラリアで知り合いに誘われてたまたま見た7人制ラグビーの2回のみ。それなのになんでかというと;
① オーストラリアで見た7人制がインパクトに残っていたから
② 11年ぶりのワールドシリーズ招致。世界強豪16カ国の大会会場を見てみたかったから
③ 世界ではエンターテインメントとして魅力的に捉えられているが、日本では“まだまだ”らしく、そのギャップを見てみたかったから
④ 31日当日は「春の嵐」とされた記録的な荒天で、そんな日に一体どうやって運営しているのか興味があったから
です。
純粋に競技を見たいというよりも、運営や雰囲気をみたくて足を運んだ次第です。
● 会場雑感
・会場入口
地下鉄の「外苑前」駅をおりてから、秩父宮ラグビー場へ向かう道には、少しの食べ物を販売するお店と、たぶんゲリラで外人が開いているセブンズグッズ(参加している国のキャップやユニフォームなど)を売っている露天が出ていました。この日は荒天のなかでもひどかった日(JRも軒並み止まっていた日です)なので、これくらいが無難な気もしました。
また、ラグビーの聖地(?)に向かう道だけあって、道すがらラグビーショップなどがあるのは雰囲気をつくっていていいな、と思いました。
「ワールドシリーズ」のブランドからいって、もっと派手なのかな?とも思っていましたが、下の写真の通り、サイン関係は歩道の上に小さめのサインと、入口のメイン看板のみ。意外と地味に入口を迎えました。
・受付まわり
入口を入ってまず目にしたのが、「招待券引換所」。チケット売り場は前売りを想定してか、入口からは一番には目に入らない下手に。
よそ様の運営をみると本当に勉強になりますが、こういうテントのレイアウト一つ見ても価値観がでますね。ブラサカだと「VIP受付」を一番目立つところにするかな…。
続いて正面に、出入口。
サイン関係はきっちりデザインされたものから、ラミネートでパウチされて日本語だけの表記のものまでいろいろ出ていました。半分は業者がはいって、半分は手作り、という印象を受けました。
テントが日本ラグビーフットボール協会で揃っているのはやっぱりカッコいいですね!ブラサカだとばらばらだし、近隣の学校からのレンタルもあるし…。
入口を入って進むと、大会概要やスケジュールなどがドーンとありました。これはやっぱりいいですね!ただ、当日のつぶやきを見ていると、このボードを見に行くには観客席を一度出て、階段を降りないといけないので、「観戦しながら結果を確認できない」「大会結果が奥まったところにしか出てなくて不便」といった意見もでてました。
セブンズは初日だけで24試合。試合がめまぐるしく変わるので、結果に追いついていくのも大変なんでしょうね。ウェブサイトでも速報が出ていましたが、荒天&寒さでスマホを握る手も途中でかじかみすぎて、私も見るのを諦めてしまいました。
・スタジアムに入って
スタジアムに入ってやっぱり思うのは「スタジアムいいなぁ〜」ということ。どこのスタジアムに行っても、下見であれ観戦であれ、グリーンの上でスポーツするのは私の場合、無条件に気持ちのいいものに分類されます。
まだ早目の時間から照明に火も入っていて、雰囲気は最高でした。
次に目についたのは、「傘」。
荒天なので雨具は当たり前ですが、傘をさすと後ろの人が見れないので、傘はご遠慮ください、という屋外イベントもあります。しかも、立っている人も多い…けれども、観戦者の人数から言って、きっと影響がないという判断なんだろうな、と推察しました。
当日のつぶやきを見ていると「観戦者が少なすぎる」ことを嘆く声は非常に多かったです。でも、あの天気(翌日の晴天でもそれほど客足は伸びなかったようですが)では仕方ないのでは、とも思いました。3月末とは思えない寒さと強風&雨では、観戦者にも気力が必要でした。
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運営や15人制との兼ね合いを含めて、セブンズの観戦は非常に勉強になりましたので、少しだけ整理してみたいと思っております。セブンズ観戦記、まだまだ続きます!